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リフォームの知識

 沖縄のリフォームの現場から、簡単ではありますが、ポイントをまとめてみました。
 やはり、本土と比べると建物に対する環境の影響は厳しく、その分、定期的なメンテナンスが重要と言えそうです。

建材の寿命は?

general_knowledge-3建物本体

沖縄は本土と比べ、夏の紫外線、台風、シロアリなど、建物の耐久性に関する条件は厳しいと言えます。

 強烈な紫外線による建物へのダメージは大きく、ゴムや樹脂系の製品は5~10年で痛んでしまいます。
 また、台風の物理的な損傷により、建物内部へ水が進入し、ダメージを与える事もあるでしょう。
 木造家屋の場合は、シロアリの被害も多く聞きます。

 ただし、住宅はメンテナンス次第でその寿命を延ばすことができます。

▲屋根スラブの鉄骨が錆て露出している例

▲屋根スラブの鉄骨が錆て露出している例

 分かりやすい例で言うと、沖縄でよく見られる外人住宅。
 すでに築50年以上の建物が多く、街中にある外人住宅には、かなり劣化の激しいものも散見されます。特に屋根の損傷が多く、スラブ打ち換えなどの大規模な改修工事を行っている現場を時おり見かけます。

 対して、米軍基地のフェンスの中にある住宅は比較的キレイですが、これは定期的にペンキ塗り替えなどのメンテナンスをされているからだと言われています。

 さて、国土交通省の資料によると、日本の住宅の平均寿命は約30年だそうです。(…アメリカの44年、イギリスの75年と比べても、かなり短いですね)

 これは建てられてから、取り壊しに至るまでの年月との事ですが、実際の住宅の寿命はもっと長いハズです。なのに取り壊されるというのは、古い住宅に愛着を持てなくなる「心理的寿命」というものも、大きく影響しているのかもしれません。

 また、近年は住宅に求められる条件も大きく変わりつつあります。IT化や、バリヤフリー、核家族化等、私たちのライフスタイル自体が変化し、設計の古い家に住みにくくなることも、立て替えの理由になっているようです。

 このように、建物の寿命というのは、住む側の条件により大きく変わります。
 一般的には30年だとしても、きちんとメンテナンスして、ライフスタイルの変化に応じたリフォームをし、愛着のもてる住宅にできれば、その寿命は大幅に伸ばす事ができるでしょう。

外装

 建物の外部、むき出しになった屋根や壁は、住宅のもっとも劣化の早い部分です。general_knowledge-5

 沖縄に多いコンクリート建築の場合、塗装による仕上げが一般的ですが、これらは長くても10年くらいで劣化してしまいます。塗装が痛むと、中性化※が加速し、コンクリートの劣化を早めてしまいます。

 小さな亀裂など、一般の人には判りにくい場合もあるので、できれば定期的にプロの目で点検し、健康診断できれば安心です。
 ヒビなどがあったら即時の補修はもちろん、そうでなくても7~8年毎の定期的な塗り替えが必要でしょう。

general_knowledge-18 屋根の場合は、防水や断熱など、機能性塗料も選べますのでご検討下さい。

 また、昔ながらの琉球家屋の場合、経年変化で屋根の漆喰部分にヒビが入る事があります。
 雨漏りする場合は、内部の木材を痛めますので、早めの補修が必要です。

※中性化 => コンクリート自体は強アルカリ性で、そのため内部の鉄骨を錆から防いでいます。経年変化により、外側から10年で一センチ程度づつ(アルカリ分が抜けて)中性になっていき、中性部分が鉄骨まで達すると錆が発生して、寿命となります。

水回り

 木造、コンクリート造を問わず、古くなった建物で発生しやすいのが、水回りのトラブルです。general_knowledge-6
 給水側では、水道管内部の石灰沈着や、錆の発生。排水側では水漏れによる付近の構造物の腐食等があげられます。
 日々の点検や修理はもちろんですが、15年~20年くらいが、全面取り替えを検討する時期でしょう。

 リフォームの際は、新しい方式に変えるのも手です。
水道管は、近年では塩ビ管や樹脂製ホースの使用が一般的になっており、錆の心配も無く寿命も長くなっています。(平成10年の規制緩和により、受水槽を通らず、水道管と屋内配管を直結して給水する場合でも、樹脂管が使用できるようになりました。)

 また、ユニットバスやシステムキッチンなどは、シンプルな構造でトラブルが起きにくく、美しく機能的でもあります。

 

  点検部位 点検項目 点検間隔 補修、取り替えの目安
外壁 モルタル壁 色あせ、割れ 2~3年ごと 15~20年ぐらいで全面補修を検討
  サイディング 色あせ、コーキング劣化 3~4年ごと 15~20年ぐらいで全面補修を検討
  金属板
金属サイディング
サビ、変形 2~3年ごと 10~15年ぐらいで全面補修を検討
  コンクリート 塗装劣化、ヒビ 15年ごと 15年ぐらいで全面塗り替えを検討
屋根 瓦葺き ずれ、割れ 5~6年ごと 20~30年ぐらいで全面葺き替えを検討
  金属板葺き 色あせ、サビ、浮き 2~3年ごと 10~15年ぐらいで全面葺き替えを検討
  コンクリート 塗装劣化、ヒビ 15年ごと 15年ぐらいで全面塗り替えを検討
外部 雨樋 詰まり、はずれ 2~3年ごと 7~8年ぐらいで全面取り替えを検討
  バルコニー・鉄部 サビ、手摺のぐらつき 2~3年ごと 10~15年ぐらいで全面取り替えを検討
  バルコニー・アルミ部 サビ、破損 2~3年ごと 20~30年ぐらいで全面取り替えを検討
  屋外建具、玄関建具、窓 開閉不良、隙間 2~3年ごと 15~30年ぐらいで取り替えを検討
内部 室内建具 開閉不良、隙間 2~3年ごと 10~20年ぐらいで取り替えを検討
  クロス 汚れ、シワ 随時 3~10年(汚れが目立ったとき)
設備 給水管 水漏れ、赤水 1年ごと 15~20年ぐらいで全面取り替えを検討
  配水管 詰まり、悪臭 1年ごと 15~20年ぐらいで全面取り替えを検討
  給湯管 漏れ、器具の異常 随時 5~10年ぐらいで取り替えを検討
  給水タンク 濁り、隙間 ●●年ごと ●●年ぐらいで取り替えを検討
  ガス設備 ガス漏れ、ゴム管劣化 随時 5~10年ぐらいで取り替えを検討
  その他、設備機器 作動不良 随時  

住宅金融普及協会発行「住まいの管理手帳」より一部引用の上、部分を加筆。

どんな資材があるの?

 家一軒に使われる建材の種類は、相当な数になりますし、建材は常に新しい製品が開発され、続々とカタログが発行され続けています。
 CSハウジングでは、普及価格帯の製品から選んでご提案するようにしていますが、店内には各メーカーの機器カタログも準備しており、その中からお選び頂くことも可能です。
 また、県内にショールームを持つメーカーさんの場合、同行してご案内も可能です。
 価格については、安く仕入れられる場合もありますし、定価に近い場合もあります。両方とも、正直にご説明しますので、ご安心下さい
 また、CSハウジングは、以下にあげるメーカーと取引があります。


★システムキッチン

takara kurinapu sanweb toto inax


★衛生器具

toto inax


★照明器具

 odelic endo    yamada maxray yamagiwa  toshiba  mitsubishi iwasaki


★アルミ建具 ・ ガラス ・ 金物

 tostem  ykkap fuji sanwa asahigarasu miwa


★建材 

 daiken eidai touyou asahikasei


★内装材

sangetsu ririkara danto   tazima


 

リフォームで注意する点は?

 リフォームはその範囲も広く、工法も多種多様にあるので、計画次第でコスト的にも、住み心地、使い勝手に関しても大きく変わってきます。あまりコスト優先に考えすぎると、本来修繕が必要な箇所を、なおざりにするような結果となり、またすぐにリフォームすることにもなりかねません。
 お任せでのリフォームは、本来は修繕の必要のないところまで交換するなど、無駄を発生させてしまうかもしれません。

 では、どうすれば最小限のコストで、効果的なリフォームを行えるのでしょうか?

 それはやはり、オーナーが建物の事、そして作業内容を良く知る事につきます。

CSハウジングを含め、多くの工務店はその道のプロです。ただし、そのプロにうまく仕事をさせるのは、お客様自身なのです。
 そして、どんな作業内容なのかを、お客様に分かりやすく説明できるのも、プロに求められる資質なのではないでしょうか。

 お客様がリフォームの内容を良く理解した上で、しっかりと監督できれば、お互いが満足できる結果になるはずです。
 そのためには、CSハウジングはお客様へのご説明の手間を惜しみません。

 どうぞ、このページの内容や、他の各種ホームページをご覧の上、ぜひとも「住まいの健康相談」をお申し込み下さい。